平塚市の私立の認可保育園で保育士として勤務していた嘉悦彩子被告(49)は2017年、園内で預かっていた当時1歳の園児に頭の骨を折るなどの暴行を加え死亡させたとして傷害致死の罪に問われています。
元保育士は無罪を主張しています。
17日、横浜地方裁判所で開かれた裁判で検察は「複数の医師の証言から、園児が頭に非常に強い力で複数回、暴行を加えられたのは明らかで、けがをした時間帯に見守りをしていたのは被告だけだ。子どもの安全と成長を願うべき保育士としてあるまじき犯行だ」として懲役10年を求刑しました。
一方、元保育士の弁護士は、「園児が死亡したのは頭のけがが原因ではなく、病死の可能性もある。被告には動機となりえるものもない」などと述べ、改めて無罪を主張しました。
判決は来月16日に言い渡されます。
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