国際生物学賞は、生物学の研究に熱心だった昭和天皇の在位60年を記念して設けられた賞で、授賞式は、秋篠宮ご夫妻も出席されて東京 台東区で開かれました。

ことしの受賞者は、長年南極周辺で深海生物の研究を続け、およそ50人の科学者が参画する国際プロジェクトを主導するなどして深海への理解を大きく深めた、ドイツのゼンケンベルク研究所・自然史博物館とフランクフルト大学の教授のアンゲリカ・ブラント博士で、賞状などが贈られました。

このあと秋篠宮さまは、おことばの中で、「深海域は、極限環境下にあり、調査が困難であるため、分類学において最後のフロンティアとして残されてきました」としたうえで、「系統・分類を中心とする生物学分野は、近年飛躍的な発展を見せておりますが、ブラント教授の数々のご業績もその一翼を担っていると申せましょう。この分野に関心を寄せている一人として、深く敬意を表したいと存じます」と述べられました。

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