関西電力は、ことし8月に政府の地震調査委員会が公表した兵庫県から新潟県にかけての海域の活断層の調査結果を受けて、福井県にある美浜、大飯、高浜の3つの原発への影響を確認していました。
13日開かれた原子力規制委員会の審査会合で関西電力は、確認した結果、いずれの原発でも地震や津波の想定に影響はなかったと説明しました。
これに対し規制側は、美浜原発の沿岸にある活断層について、地震調査委員会の調査結果よりも短いとしていることや、大飯原発の津波の評価をどのように検討したかについて説明が不十分だとして、改めて説明するよう求めました。
今後、関西電力の説明が受け入れられなかった場合、地震や津波の想定が見直される可能性があり、規制委員会は審査で確認していくとしています。
一方、高浜原発については、関西電力の説明が「おおむね妥当」とされました。
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