福岡市は13日、市動物園で9月に死んだ雌のアジアゾウに関し、死因はゾウヘルペスウイルスと判断したと発表した。ゾウは12歳で、ミャンマーから譲渡され、7月末に園に到着した4頭のうちの1頭。

 死後、検査に回され、北海道大や山口大が死因を調べていた。ゾウヘルペスウイルスは大半のゾウに潜伏感染しているとされる。発症すると重症化して死に至る場合がある。骨格は標本として東京大総合研究博物館に収蔵される。

 福岡市はミャンマーのヤンゴン市と姉妹都市関係にあり、学術交流の一環でゾウを受け入れていた。

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