ノーベル平和賞の授賞式などに出席するためノルウェーの首都オスロを訪れていた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表団は、13日午前8時ごろ、羽田空港に到着しました。
到着ロビーには「日本被団協のみなさんおかえりなさい」と書かれた横断幕を掲げた人たちが出迎え、代表委員の田中煕巳(てるみ)さんなどが手を振って笑顔を見せていました。
田中さんは、授賞式の演説で「核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか、世界中の皆さんで共に話し合い、求めていただきたい」などと訴えました。
現地を訪れた被爆者や高校生平和大使たちは、各国メディアの取材に応じたり地元の学校で被爆体験を証言したりして、核兵器の非人道性や被爆の実相を世界に伝えました。
日本被団協は今後、核兵器の開発や使用を禁じる核兵器禁止条約への参加を日本政府に改めて求めるなど、核兵器廃絶の実現に向けた活動を続けていくことにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。