宮内庁は情報発信強化の取り組みの一環としてインスタグラムの公式アカウントを開設し、ことし4月1日から天皇皇后両陛下の活動や皇居内の風景などを写真や動画とともに発信しています。
宮内庁によりますと、9月までの半年間で142の投稿を行い、1800万余りのアカウントでのべ2億2900万回余り投稿が表示されました。
これは同じ期間の宮内庁のホームページのアクセス数の89倍にのぼるということです。
運用2日目で50万を超えたフォロワーは180万余りまで増えていて、このうち17%がSNSを通じて情報を届けたいとしていた13歳から34歳までの若年層だということです。
フォロワー数の推移を見ると、天皇陛下の即位5年のタイミングで大幅に増えたあと、栃木県の御料牧場で静養される天皇ご一家の写真などを集めた6月中旬の投稿を機に急激に増え、さらにその直後の国賓としてのイギリス訪問の期間中にも再び大きく伸ばしていました。
宮内庁広報室は「SNSによる発信は若年層を含む幅広い層に情報を届ける効果的な手段として機能している。発信した情報に相当数の反応が示されていて、情報を届けるという観点から一定の効果が認められるので、外部の有識者の知見なども得ながらより一層の情報発信を検討していきたい」としています。
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