気象庁は霧島連山の新燃岳で火山活動が活発になっているとして、噴火警戒レベルを「1」から「2」に引き上げました。

 気象庁によりますと、新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が10月下旬ごろから増加し、今月3日からの10日間で246回観測されているということです。

 11月ごろからは新燃岳付近で地下の膨張を示す地殻変動も観測されています。

 こうしたことから12日午前11時、気象庁は新燃岳の噴火警戒レベルを火口周辺規制の「レベル2」に引き上げました。

 気象庁は新燃岳の火口からおおむね2キロメートルの範囲で、噴火にともなう大きな噴石に警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い危険な地域に立ち入らないよう呼び掛けています。

 新燃岳の噴火警戒レベルが「2」に引き上げられるのは、およそ2年ぶりです。

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