来日中のアメリカのオースティン国防長官は11日、東京都と埼玉県にまたがる陸上自衛隊の朝霞駐屯地を訪れ、今月2日から陸上自衛隊とアメリカ軍、それにオーストラリア軍が行う共同指揮所演習を視察しました。
この中でオースティン長官は隊員らに向けて「連携された形で任務を行う本来の作戦運用の姿であり、手を取り合って次のレベルに導こうとする姿を見ることができてうれしく思う」と述べ、今後も3か国が連携して作戦能力の向上を図る姿勢を強調しました。
オースティン長官は10日、石破総理大臣と会談し、日米同盟のもと自衛隊とアメリカ軍の指揮・統制の向上や、防衛装備品の技術協力の推進などに引き続き取り組むことで一致しました。
アメリカでは来月、トランプ次期政権が発足するのにともない、オースティン長官も退任することになりますが、オースティン長官としてはアメリカの政権交代後も日米の同盟関係が揺らぐことがないよう連携を確認するねらいがあるとみられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。