被爆の体験を伝え続けた日本原水爆被害者団体協議会「被団協」に、ノーベル平和賞が授与されました。長野県内の被爆2世は「受賞の意味を改めて考えてほしい」としています。

日本時間の10日夜、ノルウェーで行われた授賞式には、「被団協」の代表委員が出席し、改めて核兵器廃絶を訴えました。

県原爆被害者の会「長友会」副会長の前座明司さん(76)は被爆2世。父・良明さんは広島市で被ばくした経験を伝え続けてきました。

県原爆被害者の会「長友会」副会長・前座明司さん:
「三度、悲惨な目に皆さんを合わせたくないんだという強い気持ちで、ひたすら父は愚直に行動してきた。そんな活動が評価されて受賞したことは喜ばしい」

一方、ロシアによる核の威嚇など、今も核使用の危機が迫る中、受賞した意味を多くの人に考えてほしいとしています。

県原爆被害者の会「長友会」副会長・前座明司さん:
「なぜ今、核兵器廃絶が必要なのかということを、改めて認識していただく機会になったのではと強く期待しています」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。