2024年5月、岩手県奥州市内の建設工事現場で、立ち入り禁止の措置を講じなかったために男性作業員が死亡したとして、花巻市の建設会社が労働安全衛生法違反の疑いで、12月10日に書類送検されました。
書類送検されたのは、花巻市西宮野目の建設会社「山愛緑化」とこの会社の当時20代の男性工事長です。
花巻労働基準監督署によりますと、2024年5月23日、奥州市江刺の建設工事現場で、この会社の工事長が木を伐採するために機械を操作していたところ、一緒に作業していた66歳の男性作業員に飛んできた木が激突し、男性作業員は死亡しました。
労働安全衛生法ではこうした作業をする場合、危険が生じる場所に対しては、立ち入り禁止の措置を講じなければならないと定めていますが、その措置が取られていなかった疑いがあるとして、花巻労働基準監督署は12月10日に会社と工事長を書類送検しました。
会社と工場長の認否については、捜査に支障があるとして明らかにされていません。
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