中国電力の中川賢剛社長らは10日、松江市内で記者会見し、7日に原子炉を起動した島根原発2号機(松江市)について、25日に本格的な発送電を開始し、来年1月10日の営業運転再開を目指すと発表した。  中川社長は「安全より重要なことはないと認識している。地域から信頼される発電所を目指す」と述べた。  中国電は今月7日午後3時に制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動。同4時50分に核分裂反応が安定的に続く「臨界」に到達した。  島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地する。2号機は過酷事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型で、2012年の定期検査で停止していた。

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