北朝鮮による拉致問題について理解を深めてもらおうと、米子市の拉致被害者・松本京子さんの写真や拉致問題に関する資料を展示したパネル展が、米子市役所で開かれています。会場には京子さんの兄・松本孟さんも訪れ、拉致問題の早期解決を訴えました。

米子市役所で開かれている拉致問題啓発のパネル展。12月10日から16日までの「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせ、市民に拉致問題の認識を深めてもらおうと米子市が企画しました。会場には米子市の拉致被害者・松本京子さんの初公開の写真2点のほか、京子さんが拉致された時の状況を説明するパネルなどが展示されています。

今から47年前の昭和52年・1977年10月21日、当時29才の松本京子さんは、米子市の自宅近くの編み物教室に向かう途中、北朝鮮に拉致されました。政府が認定した北朝鮮による拉致被害者の1人です。

会場には京子さんの兄・松本孟さんが会場を訪れ、拉致問題の早期解決を訴えました。

拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さん:
写真を見て懐かしいなと思いました。起きた事件が早く解決するように、私ども頑張って解決するように気を配りながら生活するんですけど、なかなか事件が進まないので、もどかしい気がしています。自分の妹たち家族が助かるように努力しますが、それまではあきらめずにいて欲しいと思います。

パネル展は12月12日まで開かれています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。