フジテレビの朝の情報番組『とくダネ!』などでキャスターとして活躍した小倉智昭さんが9日午後に亡くなりました。77歳でした。

小倉さんは2016年に膀胱がんを患ったことを公表し、2018年に膀胱全摘手術。がんで闘病中でした。

1947年に秋田市で生まれた小倉さんは、1970年に現在のテレビ東京に入社。競馬実況などで活躍したのち、1976年からはフリーアナウンサーとなり、TBSの「世界丸ごとハウマッチ」のナレーションなど、数々のテレビ・ラジオ番組を担当しました。

1999年4月にスタートした『とくダネ!』では、「おはようございます!」の挨拶の後に始まるオープニングトークが話題に。トークのテーマ・内容は全て自身が考えていました。また番組の看板だったスタジオトークでは、歯に衣着せぬコメントを連発し、お茶の間の“朝の顔”となっていました。

2016年には膀胱がんを患ったことを公表。2018年に膀胱全摘手術を受けましたが復帰し、2021年3月まで22年にわたり『とくダネ!』のメインキャスターを務めました。同一司会者による全国ネットのニュース情報番組の放送回数最多記録でした。

2021年10月には、以前手術を受けた膀胱がんが肺に転移したことを公表。小倉さんはインタビューで「別に恐れる事は無いし家族もそう思っているんじゃない。まだ死にたくないもんな」と語っていました。

2023年には腎盂がんと診断され、左の腎臓の全摘手術を受けました。闘病生活を送りながらテレビやラジオに出演を続けていましたが、11月8日に収録したフジテレビの「小倉ベース」に出演し元気な姿を見せていました。しかし12月4日に病院で「治療の手立てはない」との宣告を受け、12月6日に自宅に戻り、奥様の看病の元に過ごしていましたが、9日の午後に息を引き取ったということです。

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