12月9日、真庭市蒜山で大型バスが横転し、乗客11人が重軽傷を負った事故で、バス会社の親会社とツアーを企画した旅行会社が9日夜、東京で記者会見をし謝罪しました。
旅行を企画したクラブツーリズムの酒井博社長は冒頭、「ツアー中に事故が発生したことは誠に申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。そのうえで酒井社長は「10月に発生したトルコでのバス事故を受け、全社で再点検し、安全対策の徹底を実施していたところ、再び事故が発生したことは痛恨の極み。より一層の安全対策を取るよう全社に指示している。」と話しました。
会見にはバス運行会社の親会社で、山口県周南市にある防長交通の東田成民社長も同席し、謝罪しました。会見で東田社長は当時10センチほどの積雪があり、「時速25キロ前後で走っていたところ、後輪が滑り、立て直しを図ったが、横転しまった」と状況を説明しました。また、運転手に聞き取ったところ、迂回ルートを間違えて、細い道に入ってスリップした可能性があるということです。
クラブツーリズムによりますと、ツアーは12月8日に東京を出発し、山陽・山陰を2泊3日で巡るものでした。美作市の湯郷温泉に宿泊し、島根県に向かう途中、事故にあいました。
参加者は男性11人、女性32人、おおむね60代~70代ということです。バスの運転手は60代の男性で、運転歴は24年でした。ツアーは打ち切りとなり、参加者は9日中に帰宅する予定ということです。
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