■今季初のJPCZで北陸は大雪 関東や西日本でも初雪を観測
先月までの暖かさがウソのように、12月に入って急激に寒くなりました。
とくに7日(土)から8日(日)は冬型の気圧配置で寒気が強まり、日本海に今季初めてJPCZ(日本海寒帯気団収束帯:東北から山陰など日本海側に大雪をもたらす線状の雪雲)が発生したため、北陸の山沿いを中心に大雪となったところもありました。
北陸のほか、関東や西日本でも今季初めて初雪が観測され、酸ケ湯(青森)では積雪が100cmを超えるなど、一気に冬らしくなってきています。
きょう9日(月)は日本海側の雨・雪も弱まってきますが、引き続き車の運転は慎重に、時間には余裕をもって行動したほうがよさそうです。
津南(新潟) 63cm
大井沢(山形) 60cm
肘折(山形) 59cm
藤原(群馬) 59cm
酸ケ湯(青森) 52cm
音威子府(北海道) 51cm
白馬(長野) 43cm
大山(鳥取) 13cm 【7日〜8日に初雪が観測されたところ】
宇都宮、前橋、富山、金沢、福井、広島、松江
※北海道、東北、新潟、長野はすでに観測されています
■けさは今季一番の冷え込み 東京も初霜・初氷を観測
9日朝は今季一番の冷え込み続出 この記事の写真は2枚きょう9日(月)の朝は特に冷え込みが強まり、午前9時までに全国の半数を超える487地点で0℃を下回る「冬日」となりました。
岩手県の宮古市区界では本州の今季最低気温となるー12.7℃、栃木県の日光市土呂部では関東の今季最低気温となるー7.7℃を観測。
東京都心でも2.5℃まで下がり、各地で「初霜」「初氷」が観測されるなど今季一番の冷え込みとなっています。
日中もこの時期らしい寒さとなりますので、暖房を使う際は加湿器も同時に稼働させるなど、空気の乾燥にご注意ください。
前橋 初氷
東京 初霜・初氷
名古屋 初霜
岐阜 初霜・初氷
佐賀 初霜
宮崎 初霜・初氷
鹿児島 初霜・初氷
■今週後半も再び冬将軍襲来 西日本中心に真冬並みの寒さも
14日(土)は再び強烈寒気が襲来あす10日(火)にかけては雪や寒さが少し落ち着くものの、あさって11日(水)以降は再び強い寒気が流れ込む見込みです。
日本海側では冬の嵐となり、日本海に再びJPCZが発生する可能性があります。
7日(土)〜8日(日)のような日本海側の山間部を中心とした大雪になるかもしれません。
太平洋側は晴れる日が多く空気の乾燥が続きますが、今週末は西日本を中心に真冬並みの気温となり、東京でも一段と寒さが増しそうです。
年の瀬が迫り何かと慌ただしくなる師走、湯船にゆっくり浸かったり、おいしいものを食べたり、加湿器で空気を潤したりなど、日々の体調をしっかり管理していきましょう。
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