この新たなシステムが始まるのは、全国で救急患者を受け入れている病院です。
国は、12月2日からマイナ保険証の本格的な運用を始めましたが、医療機関で、患者の過去に処方された薬や手術歴などの情報を共有するには、1か月ほどかかるうえ、原則、患者の同意が必要です。
9日から救急現場で始まるシステムは、処方された薬の情報が即座に共有されるうえ、患者の同意が取れなくても、マイナ保険証を所持していれば、医師の判断で閲覧できるということです。
このシステムにより、迅速な判断が求められる救急現場では、適切な処置につながるとする意見がある一方、現時点では、共有できる医療情報が少ないなど課題が多いという意見もあります。
国によると、9日からこのシステムを始めるのは、全国10数か所の病院ですが、今年度中には、およそ550か所に増える見通しです。
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