鳥取県米子市内のスーパーで7日朝、「未処理のふぐ」が販売されたとして、鳥取県が購入した人に自ら処理をせず絶対に食べないよう注意を呼びかけるとともに、保健所に連絡するよう呼びかけています。

県によると、12月7日午前9時頃、米子市淀江町にある業務スーパー淀江店の鮮魚販売店「旬鮮いけよし」から米子保健所に「未処理のふぐを販売してしまった」との連絡がありました。誤って販売されのはマフグ2匹だということです。

フグ毒は猛毒であり、また種類により毒性部位が異なり、安全に調理するには専門的な知識が必要なためふぐ処理師の免許が必要です。保健所は、購入した人に、自ら処理を行うことは絶対に行わず、食べないようにしてほしいとし、すぐに保健所に連絡をと呼びかけています。
連絡先:米子保健所生活安全課(電話:0859-31-9321)

フグの有毒成分であるテトロドトキシンは猛毒で、摂取すると死亡率が高く、日本で起こる食中毒死亡者の過半を占めています。食後20分から3時間程度の短時間でしびれや麻痺症状が現れ、くちびるから四肢、全身に広がり、重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。マフグについては、筋肉と精巣以外は食べることはできないとしています。

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