成田空港で、震度6強の地震が起きたと想定した対応訓練が行われました。

 訓練は、成田空港で震度6強が観測されたという想定で、空港のスタッフと慶応大学の学生らおよそ120人が参加しました。

 空港のスタッフには事前に訓練のシナリオを知らされておらず、けがをした重傷者の対応のほかに、大学生が、テロと勘違いして英語で叫ぶ男性や、スペイン語で子どもを探す母親、津波を警戒してパニックになるタイ語の男性などを演じました。

 なかには、1月2日に羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁との衝突事故の際にペットが亡くなることを思い出して混乱する女性もいて、客室乗務員が寄り添って落ち着かせていました。

参加者
「私自身、本当にペットを飼っていて、ペットの名前を一緒に呼んでくれたり、どんなペット・わんちゃんなんですかみたいに、すごく寄り添って話してくださって安心することができました」

 今回の訓練は、災害情報や防災教育を専門とする慶應大学の大木聖子准教授が監修していて、大木准教授は「空港の広いエリアでどこで誰が情報を集約するのかチームワークが課題だ」と話しています。

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