新年を前に東京・文京区にある「湯島天満宮」では、来年の干支(えと)が描かれた絵馬などの準備が進められています。

 学問の神様「菅原道真」が祭られていることでも知られる「湯島天満宮」では、新年の初詣に向けて、およそ5万枚の絵馬と3000本の破魔矢などの縁起物が用意されています。

 絵馬には良い運気を呼び込む象徴とされる「白へび」が10色を使って手刷りで描かれています。

 巫女(みこ)の手で一体一体丁寧に並べられているのは学業のお守りで、受験生に思いを込めて作業が進められました。

巫女
「私は今年初めてこちらに入社いたしまして、たくさん学ぶことがございましたので、多くの人に助けられた年だったなと思いながら務めさせていただきました」
「(Q.来年の抱負は)もう少しお仕事ができるように頑張りたいと思います」
「お守り一体一体には神様が宿っておりますので、一体一体丁寧に作業することを務めております」

 「湯島天満宮」には年末年始で35万人もの参拝客が訪れますが、コロナ禍以降、年末に参拝する人も増えていて、受験シーズンを前に多くの家族連れなどが合格祈願に訪れるということです。

湯島天満宮 権禰宜(ごんねぎ) 阿部宣之さん
「本年はコロナですとか自然災害などございましたが、来年は皆さま方にとりまして良き年となりますことを我々は心よりご祈念申し上げております」

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