栃木・宇都宮市の住宅で男性が血を流して死亡した事件で動きがありました。警察は、現場から逃走した39歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。現場から、広瀬修一キャスターが最新情報をお伝えします。

事件があった宇都宮市鶴田町の住宅街。
現在も黄色い規制のテープが張られており、警察官の姿があります。

住宅の2階のダイニングで、男性があおむけになって倒れていて、複数の傷が頭や顔にあったということで、耳も切られていたということです。
また、頭には鈍器のようなもので殴られた痕があったということです。

住宅には40代の男性が1人で暮らしていたということです。

この場所から車で逃走した39歳の男を警察は群馬県内で身柄を確保し、任意の事情聴取に対して犯行を認めたため、殺人の疑いで警察は逮捕しています。

──現場で何があったのか分かってきている?
警察によりますと、右手にけががあったということで、恐らく被害者に対して暴行を加えた際にけがをしたとみられていて、容疑者本人もそのことを認めているということです。
一方で、被害者が容疑者に対して暴行を加えた痕はなく、一方的な犯行だったというふうにもみられています。

──逮捕された男と被害者の間に一体何があった?
「男性が友人にトラブルで殴られた」と通報がありましたので、そのトラブルの経緯については今、警察が調べを進めている最中です。

──目撃情報など取材から分かってきたことは?
近隣住民に話を聞くと、今回の事件と直接の関係があるかは分かりませんが、普段からこのお宅から男性の大きな声が聞こえたというような話をする人もいました。
5日午前5時ごろには、通行人が「家から大きな声が聞こえる」と通報を行っていて、警察が駆け付けましたが、家から応答がなかったということで、この時は捜査せずに撤退したということです。

──警察がトラブルを調べているということだが、トラブルの内容についての情報は入っている?
まさにそこが今回の動機につながるものだと思いますが、被害に遭った男性の人柄について聞くと、2023年は地域の班長を行っていて、防災のイベントに家族で出席していたということです。
現在は1人暮らしということで、人柄に関して、よく接していていた人に話を聞くと、トラブルに巻き込まれるような人でもなく、いたって普通の人だということです。

そのため今回、どんなトラブルがあったのか警察にとって大きな捜査のポイントになっていくと思われます。

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