香川県内でSNSを悪用した投資・ロマンス詐欺の被害が後を絶ちません。60代の男性が約3200万円をだまし取られるなど、2024年の被害総額は20億円に近づいています。

香川県警によりますと、県内に住む60代の男性は、2023年11月、SNSで女性をかたる人物と知り合い、交際に向けてやりとりを重ねるようになりました。

その後、相手から証券投資に誘われ、指示された通りに金を振り込むと、登録したアプリ上に利益が表示されました。男性が金を引き出そうとしたところ、「アカウントの凍結を解除するため」などと現金を振り込むよう言われ、合わせて約3200万円をだまし取られたということです。

県内のSNSを悪用した投資・ロマンス詐欺の被害総額は、24年に入り10月末までに約20億円に上り、23年の同じ時期の2倍となっています。

警察は、少額の利益が還元されることも含めて詐欺の手口の一つとした上で、少しでも怪しいと感じたら相談してほしいと呼び掛けています。

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