熊本城では損傷が大きかった国の重要文化財の「宇土櫓」など主要部分の復旧工事が進められていますが、このほど「旧細川刑部邸」でも復旧工事が始まり、5日、敷地内の様子が公開されました。

このうち県の重要文化財に指定されている「茶室」では、地震の影響で外壁がはがれ落ち、土台の柱が傾いていることが確認できます。

今後、主屋(おもや)などほかの建物も修復と耐震化を行い、2028年2月末までの完全復旧を目指すということです。

また5日は宇土櫓の解体工事も公開され、やぐらの最上部の骨組みがクレーンで取り外されました。

宇土櫓は一度すべて解体したうえで復旧を行うことになっていて、今後、修理の痕跡などの調査を行ったのち、2032年度に復旧工事を終える計画です。

熊本城総合事務所復旧整備課の渡辺広樹 副課長は「復旧した姿を皆さんにお見せできるよう全力で取り組みます」と話していました。

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