松市は、正月の門松や生け花などに使われる松の需要が高まるこの時期に、仙台市中央卸売市場の花き市場で毎年一日だけ開かれる年末の恒例行事となっています。
4日朝は10時半から競りが始まり、仲買人や小売業者およそ100人が参加しました。
ことしは若松や根引松など10種類およそ4万本の松が競りにかけられ、卸売会社の担当者の威勢のよいかけ声とともに、仲買人たちが次々と競り落としていました。
市場関係者によりますと、ことしの松は例年並みに品質はいいということですが、生産者の高齢化で出荷量の減少や人件費の高騰などもあり、取り引き価格は例年に比べてやや高くなったということです。
最高値は、高級品とされる蛇の目松の1本3000円だったということです。
卸売会社の石井明浩さんは「春先からの暑さの影響を心配したが、生産者の努力もあって非常にいい松が入荷できた。松は縁起物なので来年がいい年になるようにかざってほしい」と話していました。
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