お歳暮やおせち料理用の車えび 出荷最盛期 長崎 五島

五島市の久賀島には車えびの養殖場があって、お歳暮やおせち料理用として毎年12月には年間の出荷量の4分の1ほどを出荷しています。

ことしも12月に入り、車えびの出荷が最盛期を迎えていて、養殖場では夜明け前から従業員が作業を始め、生けすから体長20センチ前後に育った車えびを水揚げしていました。

水揚げされた車えびは生きたまま出荷するため、いったん冷たい海水が入った水槽に入れて動きを鈍らせます。

その後、従業員が車えびの重さを測りながら仕分けを行い、箱に詰めていきました。

箱詰めされた車えびは東京や関西のほか九州各地に出荷され、インターネットを通じた販売もしているということです。

養殖場の責任者の谷合啓介場長は「ことしの車えびは夏場を過ぎてから成長がよくなっています。今月に入ってお歳暮用などの注文も順調です」と話していました。