北陸新幹線の新大阪までの延伸をめぐっては、与党のプロジェクトチームが、福井県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」で建設することを決めていて、プロジェクトチームの委員会が具体的なルートの検討を進めています。

委員会では、京都駅の位置をめぐる3つのルート案から、年内に1つを選定する方針で、JR西日本や沿線自治体からヒアリングを行う具体的な選定作業を4日から始めました。

4日は、営業主体となるJR西日本の長谷川一明社長と、福井県の杉本達治知事から意見を聞き、
▽JR西日本からは、利便性の観点から、現在の京都駅に近い場所に駅を設ける案が望ましいという意見が出された一方で、
▽福井県からは、京都駅の位置についての要望はなかったものの、「小浜・京都ルート」での早期着工や、新幹線整備にかかる地方の費用負担の軽減などを求める意見が出されました。

委員会では、来週には京都府、京都市、大阪府から意見を聞くことで調整を進めています。

会議のあと、委員長を務める西田昌司参議院議員は「それぞれの意見を踏まえ、委員会として詳細なルートの絞り込みに向けた議論を進めたい」と述べました。

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