大阪・関西万博の会場となる大阪市の夢洲=10月

 伊東良孝万博相は3日の閣議後記者会見で、2025年大阪・関西万博の会場警備費について、国負担分を55億円増やすと明らかにした。「(各国の)政府要人が相当数来る見込みとなり、警備費を積み上げた」と述べた。24年度補正予算案に計上した。

 警備費を含む会場内の安全確保に関する費用総額は約199億円と示していたが、約255億円になる。要人警護のほか、車両出入りを円滑にする設備の整備費なども盛り込んだ。

 伊東氏は、万博開催を宣伝する費用も29億円増額し、補正予算案に盛り込んだと説明した。今年2月にPR費用を約40億円と公表し、全国的な機運醸成に向け拡大させる予定だったという。

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