書類送検されたのは、東京 渋谷区の名簿業者「中央ビジネスサービス」、それに87歳の代表取締役と49歳の取締役です。

警察によりますと、政府の個人情報保護委員会が去年7月に行った個人情報の取り扱いに関する調査の中で、第三者から個人データの提供を受けた件数について、「ゼロ」と虚偽の回答をしたとして、個人情報保護法違反の疑いが持たれています。

NTT西日本の子会社の元派遣社員が岡山県内の企業などのおよそ900万人分の顧客情報を不正に持ち出した問題を受けて、個人情報保護委員会が調査を行ったところ、この業者が元派遣社員から去年までの7年間におよそ650万人分の個人情報を買い取っていたとみられることが分かり、警察に刑事告発していました。

警察によりますと、業者が「ゼロ」と回答した期間に、実際には元派遣社員からおよそ3万人分の個人情報を買い取っていたということで、調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。

元派遣社員は不正競争防止法違反の罪に問われ、執行猶予のついた有罪判決が確定しています。

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