愛媛県松前町の港で2日未明、夜釣りをしていた男性が海に転落し、軽いケガをして病院に運ばれました。妻が見つけ消防などに通報しました。男性は「海中に約50分間いた」と話しているということです。

現場は松前町にある松前港。伊予市の農業の男性(39)が2日午前1時頃に夜釣りをしていたところ、釣竿を防波堤の段差に落とし、回収するため段差に飛び降りたところバランスを崩して海に転落しました。

松山海上保安部によりますと、男性は泳いで足がつく場所まで移動したものの、手にケガをして力が入らなかったため海中で待機。一緒に夜釣りにきて自動車のなかで待っていた妻が様子を見に行ったところ、転落から約50分後に海にいた男性を見つけ、消防に通報しました。

男性は病院に運ばれ低体温症と手足のすりキズと診断されました。またライフジャケットを身に着けていませんでした。

松山海上保安部は魚釣りに出かける際はライフジャケットを身に着け、複数の人で活動するよう呼びかけています。

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