東京消防庁の吉田義実 消防総監は去年開業した東京 港区の商業施設、「麻布台ヒルズ」を視察しました。
施設内の飲食店では、ちゅう房のダクトなどに油がたまると火災につながりやすくなるとしてこまめに掃除して取り除いておく必要があると伝えていました。
地下の食料品売り場では施設のスタッフたちによる訓練が行われました。
訓練では、消火器などを使った初期消火や、買い物客の避難誘導などの手順を確認し、視察した吉田消防総監は「これからの時期、クリスマスや年末商戦で多くの人が集まります。火災予防に努めてほしい」などと呼びかけていました。
多くの人が集まる施設でひとたび火災が起こると、パニックが起こり、大規模な被害につながるおそれもあるとして、東京消防庁は火災予防のための対策を徹底するとともに、万が一、火災が発生した場合の対応についても、訓練などを通じて習熟しておくよう呼びかけています。
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