国道47号・新庄古口道路の新庄市升形~戸沢村津谷の区間が、12月に新たに開通するのを前に、報道向けの説明会が開かれた。
新庄市升形~戸沢村津谷の区間 全線開通
国道47号・新庄古口道路は、国交省が事業を進める高規格道路「新庄酒田道路」の一部を構成する道路。12月7日に、新庄市升形~戸沢村津谷までの6kmの区間が開通し、新庄市本合海と戸沢村古口を結ぶ全線が開通する。
この記事の画像(5枚)28日、国交省・山形河川国道事務所の担当者が、報道向けに現地で説明を行った。この道路の開通で最も期待されるのは、「災害に強い道路ネットワーク」の確保だ。
国道47号の新庄~酒田間では、大雨などで事前通行規制が生じる区間があり、2024年7月の大雨の際には、道路が崩れるなどして全面通行止めが発生した。
約2倍の時間がかかるう回路を通るしかなくなり、新庄古口道路の早期開通を望む声があがっていた。
災害時の救急搬送・物資輸送に期待
国道47号に平行する高規格道路が開通することで、災害で国道47号が通れなくなった場合でも、救急搬送・物資の輸送などがこれまで以上にスムーズに行えることが期待される。
山形河川国道事務所・長嶺偉久工務第二課長は「一番のメリットは災害に強い道路ができるというところ。ことし7月に大雨によって通行止めになったので、それを回避する自動車専用道路ができることによって安全・安心に通れる」と述べた。
新庄古口道路は12月7日午後3時に開通し、これで新庄酒田道路の約半分(約27km)の区間が開通することになる。
(さくらんぼテレビ)
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