秋篠宮さまは30日、59歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち行われた記者会見で、皇族数の確保策を巡り女性皇族が結婚後も皇室に残る案などが国会で協議されていることに関し、「該当する皇族は生身の人間」とし、宮内庁に対し「(皇族が)どういう考えを持っているかということを理解して、もしくは知っておく必要がある」と求められた。
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国会では各党・会派による皇族数の確保策に関する議論が続く。政府の有識者会議が2021年にまとめた①女性皇族が結婚後も皇族に残る②旧皇族の男系男子を養子として皇族に復帰させる――の2案を軸に調整している。
秋篠宮さまは国会での協議について、制度に関わることとし「私が何かお話しするということは控える」とされた。
長男の悠仁さまが9月に成年を迎えたことを「実感が湧いていない」と明かしつつ、「一つ一つ自分が関わる仕事を大事に思って、取り組んでほしい」と期待された。悠仁さまが小学6年生ぐらいの時期に、学校から一緒に下校する機会があり、道に迷った秋篠宮さまの手を悠仁さまがひいて帰ったというエピソードも披露された。
次女、佳子さまの公務に対する姿勢は「一つ一つ非常に大切に、そして一所懸命取り組んでいる」と評価された。
ネット上で秋篠宮家へのバッシングとも取れる書き込みなどがあることについて「当事者的に見るとバッシング情報というよりも、いじめ的情報と感じるのではないか」としたうえで、「対応するのはなかなか難しい」との認識を示された。
三笠宮妃百合子さまが15日に101歳で亡くなったことについては「大変寂しい気持ち」と語られた。
過去1年の印象に残る出来事としては、能登半島地震やパリ五輪を挙げられた。国内で野生のクマによる被害が増えているとして「人と野生生物の共存ということにも思いを致すことが時々ありました」と言及された。
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