去年11月29日、屋久島沖でアメリカ空軍のオスプレイが墜落し、乗員8人全員が死亡しました。

事故から1年となる29日、アメリカ軍は屋久島町役場にあるホールで慰霊祭を行い、アメリカ軍などによりますと、遺族や軍の関係者のほか、屋久島町長や捜索に協力した漁協の関係者などおよそ80人が参列しました。

慰霊祭は非公開で行われ、オスプレイが墜落したとみられる午後2時40分ごろに全員で黙とうしたということです。

墜落した海域が望める屋久島東部の田代海岸には、亡くなった8人の名前や肖像画が刻まれた慰霊碑が建てられ、親交のあった軍の関係者が花を手向けて祈りをささげていました。

慰霊祭のあとアメリカ空軍、第353特殊作戦航空団のリチャード・シーザー空軍大尉は「屋久島の方々に対応いただいたことに感謝を申し上げる。安全性を最優先に訓練や情報収集などを行い、安全性を高める努力をしていく」と述べました。

一方、屋久島町の荒木耕治町長は「亡くなられた隊員の家族の方々の気持ちが、少しでも安らげばいいと思っています。オスプレイについては、屋久島の近くを飛んで欲しくないというのが一番で、二度とこういう事故が起きないように、さらに安全対策をして飛行してもらいたい」と述べました。

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