出版物の取り次ぎをしている「日販」=日本出版販売は11月19日までの1年間の本の売り上げをまとめました。

それによりますとことし最も売れたのは、ユーチューバーとしても活躍する作家・雨穴さんが書いた家の間取りの謎に迫るミステリー小説『変な家2』で、シリーズ1作目の『変な家』は5位に、また、『変な絵』も6位に入りました。

2位は、子どもが暮らしの中で出会うさまざまなピンチをユーモアたっぷりに描いた鈴木のりたけさんの絵本『大ピンチずかん2』で、シリーズの1作目も4位に入りました。

3位は、宮島未奈さんのデビュー作で中学生が活躍する青春小説、『成瀬は天下を取りにいく』でした。

一方、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』が初めて文庫化され、半世紀以上前の翻訳小説としては異例のヒットとなり、文庫のジャンルで8位に入りました。

日販は「ことしはシリーズ本が多くランクインした。『変な家』のようにドキュメンタリーのように見せかけて物語が進行する『モキュメンタリー』と呼ばれる表現方法が話題となった」としています。

【ベストセラー 1位~10位】日販調べ

1位『変な家2 ~11の間取り図~』雨穴

2位『大ピンチずかん2』鈴木のりたけ

3位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

4位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ

5位『変な家』雨穴

6位『変な絵』雨穴

7位『頭のいい人が話す前に考えていること』安達裕哉

8位『WORLD SEIKYO VOL.4』聖教新聞社

9位『パンどろぼうとほっかほっカー』柴田ケイコ

10位『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』TEX加藤

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