オリンパスのシュテファン・カウフマン前社長兼最高経営責任者(CEO)から現金を脅し取ったとして、警視庁は28日までに自称カメラマン、金子高明容疑者(44)=麻薬特例法違反罪で起訴=を恐喝などの疑いで再逮捕した。違法薬物の売買を巡り、口止め料として現金を要求したとみられる。
薬物銃器対策課によると、違法薬物を譲り渡していたカウフマン氏から2月ごろに売買関係の解消を告げられ、金銭を要求していた。6月までに、計約915万円を脅し取ったとみられる。
逮捕容疑は2〜9月ごろ、カウフマン氏に「私たちの関係を会社、マスコミ、警察にばらすぞ」と繰り返し伝え、口止め料名目で2500万円を要求する書面を交付し、現金50万円を脅し取るなどした疑い。警視庁によると、黙秘している。
カウフマン氏に違法薬物を譲り渡したとして、麻薬特例法違反の疑いで11月に逮捕され、起訴された。カウフマン氏は同罪で在宅起訴されている。〔共同〕
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