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2007年に兵庫県加古川市で女の子がナイフで刺され死亡した事件から17年。警察は27日、別の殺人未遂事件で逮捕されていた、勝田州彦容疑者(45)を殺人の疑いで再逮捕しました。

この記事の写真 兵庫県警 柱谷昌彦捜査第1課長
「本日午前9時24分、被疑者を殺人罪で通常逮捕しました。被疑者は勝田州彦、男性45歳、当時28歳です」

2007年10月。兵庫県加古川市で、公園から帰ってきた女の子(当時7)が自宅の裏に自転車を止めて、玄関に向かおうとしたところ、胸や腹部を刃物で刺され、命を奪われました。

犯行は一瞬。目撃情報も乏しく、捜査は難航を極めました。逮捕の糸口となったのは、よく似た別の事件です。

2004年。岡山県津山市で、9歳の女の子が刃物で刺され殺害されました。この事件の犯人として、無期懲役の判決を受けたのが、勝田容疑者です。

勝田容疑者は服役中、津山の事件の他に、兵庫県たつの市で9歳の女の子が刺された事件への関与を認め、今月逮捕。さらに、加古川の事件への関与も認めたといいます。

警察は、現場に土地勘があることや、過去の事件と手口が似ていること、犯行状況と供述におおむね矛盾がないことから、逮捕に踏み切りました。

遺族にとって17年は「長い長い月日」でした。

遺族のコメント
「犯人が逮捕されたことで『一区切り』という言葉もあるのかも知れませんが、娘が返ってくるわけでもなく、またこれからも捜査や裁判も続く中で、私たちにとっては何の区切りでもありません。全てを正直に話してほしいと思うばかりです」

一度は関与を認めた勝田容疑者ですが、調べに対し…。

勝田州彦容疑者
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