紛失したのは、「見当たり捜査」を担当する大阪府警捜査共助課の42歳の巡査部長です。
警察によりますと、巡査部長は11月16日の未明、同僚と酒を飲んで帰宅途中に大阪 浪速区の路上で寝込み、指名手配されている容疑者など175人分の写真が入ったリュックサックを紛失しました。
写真の裏には容疑者の名前や生年月日などの個人情報も記されていて、ふだんは鍵のかかった棚に保管し持ち出す際には上司の許可が必要ですが、紛失した日は許可を得ていなかったということです。
巡査部長からの申告を受けて警察が捜査した結果、無職の46歳の容疑者が寝ていた巡査部長からリュックサックを盗んだ疑いがあることがわかり、逮捕しました。
調べに対して容疑者は「写真などはゴミ集積場に捨てた」などと供述し、警察が捜索したところリュックサックは発見されましたが、写真はすでに焼却された可能性があり、見つからなかったということです。
大阪府警察本部刑事総務課の井上光浩課長は「不適切な管理により捜査資料を盗まれるという事態を招き、府民に不安を与えたことについておわび申し上げます。今後は捜査資料の適切な管理がなされるよう指導を徹底してまいります」とコメントしています。
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