大阪府警の男性巡査部長が酒に酔って路上で寝込み、容疑者などの顔写真175枚が入ったリュックを盗まれていたことが分かりました。
大阪府警の発表によると、今月16日未明、大阪市浪速区の路上で、捜査共助課の男性巡査部長(42)が、容疑者など175人分の名前などが書かれた顔写真が入ったリュックを盗まれる被害に遭いました。
【記者リポート】「巡査部長は酒に酔った状態で、このあたりに寝ていたということです。その際、財布とリュック、2回にわたって、窃盗被害に遭っていたといいます」
巡査部長は、通行人の顔と容疑者の顔写真などを突き合わせ見つけ出す「見当たり捜査」を担当していたということです。
その後、警察は130人体制で捜査にあたり、リュックを盗んだ疑いで西成区に住む46歳の男を逮捕しました。
男は、西成区のごみ置き場に写真を捨てたと供述するも、見つかっておらず、警察はごみ収集車に回収された可能性もあるとみて、引き続き捜索しています。
大阪府警は、「不適切な管理により、捜査資料を窃取されるという事態を招き、府民に不安を与えたことについておわび申し上げます。今後は、捜査資料の適切な管理がなされるよう、指導を徹底してまいります」とコメントしています。
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