下関市によりますと、11月21日にフグの取り扱い量が全国で最も多い南風泊市場に隣接する湾内で、生けすのトラフグが「大量に変死している」と、生けすを所有する会社から連絡がありました。

市と県の職員が確認したところ、生けすに入れられていた養殖のトラフグおよそ8000匹が死んでいたということです。

会社の担当者によりますと、トラフグは別の場所で養殖され競りにかけられるために運ばれてきたものだったということです。

市と県が生けすやその周辺の状況を調べたところ、赤潮は発生していなかった一方、トラフグが死んでいるのがみつかったのと同じ日に、生けすのある湾内に大量のイワシが流入していたのを近くの業者が目撃していたということです。

市によりますと、近くの海では、ことしは例年に比べてイワシが多くとれていて、市と県はイワシの流入によって海の中の酸素が不足しトラフグが死んだのではないかとみて原因を詳しく調べています。

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