自らが勤務していた坂井市内の小学校で、女子児童の体を触るなどして強制わいせつの罪で実刑判決を受けた60歳の元教諭の失職を受け、坂井市教育委員会は25日、謝罪するとともに再発防止策を発表しました。
記者会見で、坂井市教育委員会の林教育長は「被害に合った児童、保護者の皆様に対して深くお詫び申し上げるとともに県民、市民のみなさまの教育に対する信頼を著しく損ね、重ねて深くお詫びします」と陳謝しました。
強制わいせつの罪で懲役1年2カ月の実刑判決を受けたのは見附史教被告(60)です。2023年1月から5月にかけて、勤務先の坂井市内の小学校で女子児童に対して服の上から胸や下腹部を触るわいせつな行為をしました。見附被告は、地方公務員法に基づき11月22日に失職しています。
これを受け、県教育委員会は臨時校長会を開催し、全ての学校で管理職による校内研修を行い再発防止に努めるとしました。また、疑わしき事案が発生した場合、これまでは教職員の異動に伴う情報共有は口頭のみで行われていましたが、2023年3月末からは文章での伝達を取り入れていると述べました。
林教育長は「学校からの情報が不足しているようであれば市教委が加筆をするなど、情報共有をしっかり行い再発防止に努めたい」としました。
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