「同意していないのに性行為をされた」と警察に虚偽の被害届を出して、男性に刑事処分を受けさせようとした疑いで、福岡県の男女2人が逮捕されました。
虚偽告訴の疑いで逮捕されたのは福岡県久留米市の無職、岩切優季容疑者(35)と福岡県筑後市の無職、川口貴則容疑者(54)です。
八女警察署によりますと、岩切容疑者らは八女市の臨時職員の男性(39)に刑事処分を受けさせようと今年9月、八女署の警察官に対し「同意していないのに男性から性行為をされた」などと虚偽の被害届を提出した疑いです。
男性は岩切容疑者と交際していた認識でしたが、岩切容疑者が「訴える」と言い出し「女性と同意のもと性行為をしたところ相手から訴えると言われた」と警察に相談したところ、2日後に岩切容疑者からは警察に「性被害にあいました」と届け出がありました。
警察が岩切容疑者の携帯電話を調べたところ、川口容疑者と共謀して男性を陥れようとしていたSNSのやり取りなどが見つかり、虚偽の申告だったことがわかったため2人の逮捕に至りました。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
川口容疑者は男性の元同僚で、警察は川口容疑者が男性に何らかの恨みを持ち、岩切容疑者に指示して犯行に及んでいたのではないかとみて、動機や経緯をさらに詳しく調べています。
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