「闇バイトではなく農業バイトをしよう」という呼び掛けが反響を呼び、海外からも応募が殺到しています。
■投稿をきっかけに…2人を新たに採用
「闇バイトじゃなくて農業でバイトしてみませんか」 この記事の写真 Xから「闇バイトじゃなくて農業でバイトしてみませんか」
先月下旬、SNSに投稿された文章です。
28万超の「いいね」が付いた Xから「若いだけでもすごく感謝されます」
「短時間でもすごく感謝されます」
「未経験でもすごく感謝されます」
「一生懸命な姿だけで、ものすごく感謝されます」
投稿が表示された回数は、なんと5900万回以上。「楽しそう!めちゃくちゃ興味ある!」「短期アルバイトでやってみたい!」などのコメントや、28万を超える「いいね」が付いています。
干し芋工房 風と太陽 萩野谷健一さん(48) 干し芋工房 風と太陽萩野谷健一さん(48)
「想像以上の反響で本当に驚いています。50件以上、直接働きたいというありがたい話がたくさん来て。(遠方は)九州だったり外国の方、日本にきて働きたいって。(海外からだと)カンボジアが多かったです」
こう語るのは茨城県のサツマイモ農家・萩野谷さん。若者が「闇バイト」から犯罪に手を染める事件が相次いでいることに心を痛め、SNSに投稿しました。
萩野谷さんは就職後、何度も転職や休職を経験 萩野谷さん「闇バイトのニュースが流れている時に、今の若い子たちはいっぱい嫌な世界を見てきたと思うけど。『自分がそのままで認められる世界』があると、ちょっとだけ言いたくて」
萩野谷さんは自身も就職後、自分の居場所が見つからず、何度も転職や休職を経験。狭い世界に閉じこもり、視野が狭くなっていたこともあったといいます。
しかし、38歳の時に農業と出会い、仕事に打ち込む楽しさを見出すことができました。
萩野谷さん「若い時は何がしたいかも分からなかったし、就かせてもらった仕事もどうしていいか分からない。一生懸命やっても続かない。農業に携わって、頑張れば頑張った分だけかえってくる。すごく楽しくて」 萩野谷さん「諦めないでほしい」
この投稿をきっかけに、新たに2人をスタッフとして採用しました。
萩野谷さん「『闇バイト』のニュースの内容がすごくつらい。(迷うと)真っ暗になってしまうと思うんですけど、手を伸ばせばたどり着くところに鍵がある。諦めないでほしい」
(「グッド!モーニング」2024年11月25日放送分より)
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