今月16日の深夜、さいたま市西区の埼玉栄高校のグラウンドで、2年生の16歳の男子生徒が同級生など3人を乗せて車を運転して横転し、助手席にいた17歳の男子生徒が死亡しました。

捜査関係者によりますと、運転していた生徒は「過去にも運転したことがある」と説明しているということです。

事故を受けて高校は、20日午後6時から2時間半以上にわたって保護者会を開きました。

学校は19日の記者会見で、車はグラウンド整備などに使うもので、当日はキーが運転席前のダッシュボードに置かれ、誰でも運転できる状態だったとしていて、参加した保護者によると、20日は車の管理の徹底などを求める声があがったということです。

これに対し学校側は外部の有識者による原因の調査や、再発防止策の取りまとめを検討すると説明したということです。

保護者会に参加した保護者は

2年生の息子を持つ父親は「私の子どもはすごく衝撃を受けています。校長からは管理が行き届いておらず申し訳ないということばがありました。今知りうるかぎりのことは説明してくださったのではないかと思います」と話していました。

1年生の息子を持つ父親は「車の鍵の管理はずさんだったと思うので、それについて質問しました。保護者の質問に対して学校にはきちんと答えてもらえたと思います。きょう参加できなかった保護者もいるので、意見の投稿フォームなどを作ってほしい」と話していました。

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