愛知県岡崎市は20日、岡崎市民病院で50代男性患者の胸部エックス線検査の際、がんの転移を見落とす医療事故があったと発表した。転移判明後も主治医は適切な説明をせず、男性は自宅で容体が急変し死亡した。検査で発見できていても死亡は回避できなかったが、苦痛を緩和するケアは可能だったとして、市は遺族に350万円の損害賠償を支払う方針。
病院によると、男性は2014年に左大腿骨の肉腫を切除した。22年5月に行ったエックス線検査では肺への転移の可能性を示していたが、主治医が見落とした。6月に入院した他の病院で、がんが再発したと診断された。
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