千葉県市川市の住宅から金品が盗まれた事件で、住宅から連れ去られ行方が分からなくなっていた50歳の女性が保護され、男が監禁の疑いで逮捕されました。
■72歳女性の通報で事件発覚
目を閉じてうつむきながらも、時折、報道陣のカメラを気にするようなしぐさを見せる男。17日朝、千葉県市川市で発生した事件は、深夜になって急展開。実行役とみられる男を逮捕。さらに、犯行グループに連れ去られたとみられる女性が保護されました。
家に押し入っただけではなく、被害者を連れ去ったとみられる凶悪な事件。詳細が明らかになってきました。
事件が発覚したのは、17日午前7時ごろ。この家に住む72歳の女性からの「玄関が開けられ室内が荒らされている」という通報でした。
女性が夜勤明けで帰宅すると、1階の窓ガラスが割れていて、室内にあった金庫が物色され、駐車場にあった車もなくなっていたといいます。異変はこれだけにとどまりませんでした。
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■同居する娘（50）が行方不明■同居する娘（50）が行方不明
近所の人「さらわれたって言ってたよ。俺の知り合いの人なんだよ」
近所の人たちにも知らされたという、娘が行方不明という情報。親族が娘の携帯に電話をかけ続けますが、つながらなかったといいます。
被害者家族と親交があったという人はこう話しているということです。
被害者家族の知人「シルバーの軽乗用車がなくなっている。いつも娘さんが乗っていた車」 娘と一緒に消えた軽乗用車。警察はこの軽乗用車を防犯カメラのリレー捜査で追跡し、現場からおよそ60キロ離れた埼玉県川越市まで移動していることが分かったといいます。
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■闇名簿に新情報が更新され悪用も■闇名簿に新情報が更新され悪用も
男は、埼玉県川越市にある宿泊施設にいたところを確保されました。警察は、部屋から男と出てきた女性を保護。顔面と全身に打撲痕がありましたが、命に別状はありませんでした。
女性をホテルに監禁していたとして、現行犯逮捕されたのは、住居・職業不詳の藤井柊容疑者（26）です。
保護された女性は警察に対して、「寝ていたところ、3人の男らが入ってきて、殴る蹴るの暴行を受けて。その後、粘着テープようなもので全身を縛られ車両に乗せられた」と説明しているといいます。犯行グループは少なくとも3人とみられていて、藤井容疑者以外は現在も逃走中です。
8月以降、強盗事件は関東地方で相次いで発生し、収まる気配を見せていません。テレビ朝日社会部のデスクは、出回っている闇名簿に、さらに新しい情報が更新され、悪用されていると指摘します。
テレビ朝日社会部 石塚翔デスク「現在は名簿業者などによって、高額な通信販売の利用者や余剰財産の投資希望者のリストなど、あらゆるものがリストアップ。例えば訪問販売を装った電話で『最近配偶者が亡くなった』とか、『家に現金を保管している』という世間話をしてしまえば、その話すらもすぐにリストアップされてしまう」
（「グッド！モーニング」2024年10月18日放送分より）
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