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 滋賀県の琵琶湖に浮かぶ、写真映えすると人気の白鬚神社。鳥居の写真を撮るために、車通りが多い国道を横断する観光客が問題になっていました。対策として3月、高い柵が設置されましたが、今でも柵を乗り越えて、道路を渡る人がいました。

■県は対策も…危険横断で事故や死傷者

 これまでにも『注意喚起の標示』や、道路を渡らなくても鳥居の写真が撮れる『展望台の設置』『高さ1.1メートルの柵の設置』といった対策が行われてきました。

 現在は、危険な横断をする人は減ったといいますが、過去10年で人身事故が16件、死傷者は27人にのぼっています。

 横断歩道が設置出来ればいいのですが、滋賀県警は、「琵琶湖側は、幅50センチの路側帯のみで、人が安全に滞留できる広さがなく危険。また、現場は交通量も多く、カーブで車から見通しが悪いため、横断歩道の設置は難しい」としています。 ■現在は迂回ルートを計画中

 そこで新たな対策として検討されているのが、迂回ルートです。迂回ルートを作ることで、車の流れが変わることが期待されますが、現在、都市計画手続き中で、工事開始時期は未定です。

 滋賀県道路保全課の担当者は、「今後は、迂回ルートが完成して、交通量が減少した際に、横断歩道や歩道橋を設置する状況になるか判断したい」としています。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年4月25日放送分より) この記事の写真を見る
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