大阪市内の踏切で珍しい車両を撮影しようと、撮り鉄が殺到して迷惑行為に発展し、収拾のつかない事態となりました。
■激レア車両「救援車」目当て騒動 警察の姿も
警報音が鳴り、遮断機が下りているにもかかわらず、踏切内にとどまり続ける集団。中には線路上まではみ出している人や、踏切内に脚立を持ち込んでいる人の姿もあります。 彼らは鉄道写真の愛好家、いわゆる撮り鉄です。13日深夜、大阪市の阪急・十三駅付近で撮影された映像です。踏切内に居座り続ける行為に、慌てて駅員2人が駆けつけ、遮断機の外に出るよう注意します。
この日、踏切付近に集まった撮り鉄は100人ほど。遮断機の外に出た後も押し合いとなり、危険な状態に…。騒動を収めるためでしょうか、警察の姿も見られます。 こうまでして撮り鉄たちが狙っていたのは、黒い車両。「救援車」と呼ばれる脱線した車両を復旧するためのものです。営業用の線路を走るのは珍しく、めったにお目にかかれないのだといいます。 撮影者 20代女性「新幹線でドクターイエローって分かりますか。見ると幸せになれてラッキーみたいな。あれの5000倍はレア。比べものにならないくらいレア」
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■寝台特急「カシオペア」撮影で線路内に侵入も■寝台特急「カシオペア」撮影で線路内に侵入も
過去には警察沙汰になったケースもあります。寝台特急「カシオペア」を撮影するため、JR宇都宮線の線路内に侵入したとして、去年12月に20代の男2人が書類送検されました。
一向に無くならない、一部の撮り鉄によるマナーを逸脱した行為。阪急電鉄はこれまでも公式SNSで注意を呼び掛けていました。 阪急電鉄(公式Xから・去年10月)「線路内への侵入や踏切の遮断桿(かん)をくぐることは、事故につながる恐れがあり大変危険です。絶対におやめください」
(「グッド!モーニング」2024年10月15日放送分より)
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