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 2日、宮崎空港で突然不発弾が爆発し、滑走路が閉鎖されました。原因は一体何だったのでしょうか。

■宮崎空港の誘導路で不発弾爆発

 突然の爆発。大きくえぐられた穴が、衝撃の大きさを物語ります。爆発したのは、誘導路の端付近です。 国交省 宮崎空港事務所
加藤浩介空港長
「爆発が起こった箇所に飛行機が駐機・通過していれば、それなりの被害が発生していたのではないか」

■元海軍飛行場 かつて米軍爆撃

 なぜ突然爆発したのでしょうか。専門家は、爆発の要因について2つの点を指摘します。

 1点目は、「不発弾があった場所」です。

危機対応人材育成研究所
佐藤康雄所長

「戦後、空港に使う際には磁気探査して、不発弾が無いか徹底的に調べたと思うが、まだ当時、海岸線なので、検査するエリアから少し外れていた可能性ある」

 宮崎空港は戦時中、海軍の飛行場として使われていて、アメリカ軍から複数回大規模な空爆を受けていました。

 現在と1970年代後半の写真を比べてみると、今回、不発弾が発見された誘導路は、およそ50年前にはまだ存在せず、海岸だったことが分かります。 佐藤所長
「砂浜の方も当時、爆弾が相当落とされたと考えられる。埋まる深さもまちまち。それで(検査から)漏れた可能性も否定できない」

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■地震や大雨で地盤不安定に?

■地震や大雨で地盤不安定に?

 2点目は…相次いで宮崎県を襲った「自然災害」です。

 宮崎県は8月8日に震度6弱の地震が発生。その3週間後には、線状降水帯が発生し大雨にも見舞われていました。

佐藤所長
「地震・大雨で地盤が緩んだり、ひび入ったり。不発弾として埋もれた時は比較的安定した状態だったものも、それらで不安定な状態になり、信管に何らかの衝撃など爆発する要因があったのでは」

 国交省は当該箇所の安全が確認されたとして、2日午後7時半に閉鎖していた滑走路の運用を再開しました。

 3日午前7時半すぎの始発便から、一部を除いて通常運航する予定です。

(「グッド!モーニング」2024年10月3日放送分より)

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