静かな住宅街で、わずか5分足らずで盗まれたハイブリッド車。その犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていた。
■環境配慮のハイブリッド車 購入金額320万円
東京・足立区の住宅街。先月24日午前3時ごろ、1人の男が左の黒い車へと向かうと、さらにもう1人が防犯カメラの方に…。アンテナのようなものが付いた四角いものを家に向けている。すると、車のヘッドライトが点灯。車はそのまま走り去っていった。わずか5分足らずの犯行だ。
被害に遭った男性「ゾーッとした。何の迷いもなしにうちの方の車の方に向かってきて」
盗まれたのは、環境にやさしいハイブリッド車。購入金額は320万円だという。
最近増えているというハイブリッド車の盗難。なぜ狙われているのか?
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■特殊機器でエンジン始動 盗難を防ぐには?■特殊機器でエンジン始動 盗難を防ぐには?
車のセキュリティーに詳しい専門家はこう話す。 日本カーセキュリティ協会攪上智久代表理事
「夜中の時間帯でもハイブリッド車はエンジンをかけずに走ることができる。静かに行動できる。悪いことをするのに目立ったらまずい。おそらく犯罪の足に使う車ではないかと思う」 わずかな時間で盗むことができたのは、この特殊な機器だという。 攪上代表理事
「これがリレーアタックの道具。手口は古い手口ですね」 家の中にあるスマートキーから出る弱い電波を、この機器でキャッチ。その電波を離れた車まで中継することで、ドアロックの解除や、エンジンやモーターの始動を可能にしてしまうという。
盗難を防ぐにはどうしたらいいのか?
攪上代表理事「車の鍵を(金属製の)缶に入れて、しっかりフタができるものであれば電波は出ないと思います」
男性は被害届を提出。警視庁が捜査を進めている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年10月3日放送分より)
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