静岡県教育委員会は富士宮市立内房小学校に勤める女性事務職員が多額の現金を横領したとして9月18日付で懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分となったのは富士宮市立内房小学校に勤める主事の女性事務職員(41)で、2024年3月から8月にかけて、廃品回収の収益金や給食費など複数の学校徴収金の預金口座から現金を引き出したほか、保護者や業者から集金した現金を口座に入れないなどの不正行為を繰り返し、計126万4490円を横領しました。
着服行為は8月下旬に給食センターから給食費が未納である旨の連絡が学校にあったことで発覚し、県教委の調査に対して女性事務職員は着服した金を家賃や光熱費、食費といった生活費や車のローンの返済に充てたことを認めたうえで「現金が手元にあったので使ってしまった。人としてしてはいけないことだとわかっていたが、自分の生活のことを考えてやってしまった。多くの人に迷惑をかけて申し訳ない気持ちと罪悪感でいっぱい」と話しているということです。
女性事務職員は勤務校に関わる会計処理を1人で担当していて、同僚などに対しては「他の仕事が忙しいだろうから自分がやっておく」などと話し、金融機関の出金業務を含め一連の会計事務に他の職員が関わらない状況を作っていました。
県教委によると、女性事務職員は8月30日に横領した金を全額返還しています。
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