埼玉県羽生市から秩父市までの70キロ余りを走る秩父鉄道には、遮断機と警報機ともに設置されていない「第4種踏切」が85か所と、全国の私鉄で最も多くあります。

こうした踏切ではおととし、熊谷市で列車と軽乗用車が衝突するなど、たびたび事故が起きています。

今月群馬県高崎市で9歳の女の子が列車にはねられて死亡した事故を受けて、秩父鉄道はすべての「第4種踏切」を原則として廃止する方針とし、難しい場合は遮断機と警報機がある「第1種踏切」に切り替えられるよう道路を管理する自治体などとの協議を急ぐ方針を示しました。

「第1種踏切」に切り替える際の費用負担については自治体などと協議するとしています。

いっぽう、第4種踏切に人が近づくと注意を促す音声が流れる装置が設置されているのは全体のおよそ半数となっていて、こうした装置がない43か所について取り付けを急ぐ方針です。

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